闇金融

システムj金融の手口

昭和の時代に跳梁跋扈していたヤミ金融といえば、日掛けの高利貸しが中心でした。しかし当局による取り締まりの厳しくなったことから、ヤミ金融も法の網をくぐるかのように手口が巧妙化しています。

その中でもシステム金融は平成に入ってから誕生した違法業者の総称で、それまでの高利貸しとは一味違った知能的な犯罪集団といえるでしょう。

ただ、システムといっても利用しているのは電話とFAXと郵便のみで、あとは商工ローンから流れてきた顧客名簿を活用して融資を誘うだけの仕事です。主なターゲットは中小零細経営者で、金策に窮している経営者が狙われます。

融資の勧誘はダイレクトメールが主で、あとはFAXなどを利用します。営業と実務説明は電話を使い、取引はFAXで行います。融資の申込書や自己申告用紙、小切手・手形のコピーといった必要書類はFAXで送信させ、現物は後で郵送する方法です。

以下は申し込みから融資までの手順です。

  1. DMや電話での勧誘
  2. 融資の申し込みを受ける
  3. 融資決定の通知(実際は審査などしていない)
  4. 手形か小切手の担保を要求(FAXで送信させる)
  5. 経営者の銀行口座へ送金
  6. 貸付完了

スピード融資が売り物

システム金融は金策に切羽詰まっている経営者の心理を巧妙について、FAX審査と称して、スピード融資を売り物にしています。融資金の回収は、借り手の中小零細経営者から振り出された手形や小切手で決済させます。

借主は自分の手形や小切手が不渡りになれば、銀行取引停止になってしまい、会社が倒産してしまうことから、借りたお金をせっせと返済してきます。もちろん、違法業者ですので金利も非常に高く設定されています。

システム金融の手口というのは、手形などを担保にとることで、支払わざるを得ないような状況に追い込んで、違法な高金利であるにもかかわらず確実に返済を履行させている業者ということになります。

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リスク回避

ただ、いくら違法業者といえどもいつ倒産するか分からないような事業主への融資は、大きなリスクであることは間違いありません。そのためにリスクを回避する目的で金利を高くし、事業主が弱ってくると一回の返済額を多く、期日をさらに短くして執拗に回収を迫ってきます。

折角お金を借りても、ここまで執拗に返済を迫られれば返せるものも返せません。しかも異常な高金利ですから、事業主は半年後には倒産の憂き目に遭うことになります。しかし、システム金融業者はこのことは十分承知しており、倒産されても元金はしっかり回収した上に十分な金利をゲットしています。

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