消費者金融

庶民が消費者金融を選ぶ理由

消費者金融などの貸金業者はノンバンクと呼ばれる金融会社に分類されます。ノンバン
クとは、預金業務を行わない金融会社のことで融資をする資金を銀行や証券会社などか
ら調達してきます。

一方で銀行はご存知のように預金業務で顧客からお金を預かり、そのお金で融資をして
利ざやを稼いでいるわけです。ノンバンクと銀行を比較する上で、信金調達コストにか
なりの差があることに気が付くでしょう。

ノンバンクは銀行から融資を受けるにあたって金利を支払っていますが、銀行は預金者に
0.01%程度の利息を支払っているだけです。どちらの資金調達コストが有利であるか
は説明するまでもないはずです。

90年代後半、銀行を含むすべての金融業者の総売り上げランキングで、銀行を押しのけ
てトップに立ったのが当時業界大手だった武富士です。他の大手消費者金融も軒並みトッ
プ10にランクイン
していたわけですが、その理由としてバブル経済時代に銀行など他の
金融機関が不動産関連の融資に奔走していたことが裏目に出て、それが不良債権化し、莫
大な負債を抱えてしまったからです。

いわば銀行が自らの戦略ミスがたたって自滅していったことになります。逆に消費者金融
業界は、そんな巨額の融資をしていた銀行を後目に、リテール部門(小口融資)のみの堅
実な営業
を行っていたことが、90年代後半の逆転劇につながったと言われています。

利便性の違い

顧客が消費者金融を利用する理由は以下の通りです。

  1. 便利な場所に店舗があるから
  2. 24時間ATMを使って利用できる
  3. 店舗数が多い

殆どの利用者は上記のような利便性をあげています。利便性の点で比較をすれば、銀行は
大きく水をあけられていると言っていいでしょう。

銀行などの金融機関は誰もがご存知のように、営業時間は9時〜3時です。ATMはもう
少し遅くまで開いているとはいえ、新規融資の申し込みをするには9時〜3時の間に来店
する必要があり、しかも土日は休んでいます。このあたりの営業時間を鑑みると、本当に
庶民相手の店舗経営かと疑いたくなってきます。

ちなみに消費者金融が出店をする目安とするのが人口で、およそ3万人を基準としている
と聞きます。おそらくその程度の人口以上がある市では、どこかの大手消費者金融の看板
を見ることができるはずです。

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審査にかかる時間も桁違い

50万円を借りるのにあたって、銀行を選ぶ人など皆無でしょう。審査に手間がかかる上
に可否の結果が出るのは数日先となれば、誰も好き好んで利用したいとは思わないはずで
す。しかも場合によっては担保や保証人を要求されることもあります。

そんな銀行とは対称に、消費者金融は無担保無保証で審査も迅速、即日融資が可能ときた
ら誰もが消費者金融のほうを選ぶはずです。しかも支払い方法にしても消費者金融のAT
Mは24時間対応をしていますので、いつでも出し入れが可能です。

現在では銀行が消費者金融を傘下にいれて、それまでのノウハウを吸収してしまいました
が、長年染みついた殿様商売はそう簡単には治らないでしょう。