金融

連帯保証人制度

消費者金融の融資は基本的に無担保無保証人が原則です。個人の信用(支払い能力)を担保としての融資
ですので、融資の額も50万円くらいが平均です。

しかし、ビジネスローン(商工ローン)や銀行ローンなどでは、必ず連帯保証人を要求されます。そもそ
も消費者金融が発展した理由の一つが、銀行ローンが保証人が必要で審査にも時間がかかるといことで、
庶民の多くが消費者金融に流れたのであって、担保に固執した結果がバブル崩壊後の不良債権につながっ
たわけです。

連帯保証人制度とは、悪い言葉で言い換えれば経済的人質制度になります。同制度は世界的に見ても特異
な制度で、先進国の中でこのような制度が残っているのは日本のみと言われています。

欧米にも保証制度はあることはありますが、社会的な担保制度が充実していますので、仮に経営が傾いて
借主が返済不能となっても、担保分のみを差し出せばすみます。

日本のように連帯保証人の財産まで根こそぎ持っていくような保証制度は、世界のどこを見渡しても存在
しません。

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包括根保証の廃止

包括根保証とは、保証の上限や期限を設定せずに、一度契約書に捺印をすれば無期限で返済責任を負うと
いう制度です。しかも根保証については契約書の一部に細かい字で書かれていることから、根保証が設定
されたことに気付かない人が大半です。

連帯保証人になっている会社が倒産した際、包括根保証によって契約時には想定していなかったような金
額の代位弁済を請求され、資産のすべてを失った人が多発したことから改正がなされました。

  1. 根保証契約は書面で行わなければ無効
  2. 保証人が保証する金額には必ず上限を設定する
  3. 保証人は契約で定められた5年以内の期間に発生した債務のみ保証する

連帯保証人になるケース

人間誰しも好き好んで連帯保証人になる人はいないと思います。「親兄弟でも保証人にだけはなるな」と
進言する人もいるくらいで、保証人になったばかりに人間関係が崩壊してしまうケースもあります。

保証人になる理由として一番多いのは、恩義がある人に頼まれるケースです。この場合は仮に保証人を断
ればその時点で人間関係は崩壊してしまいますし、保証人になったとしても返済がきちんと履行されてい
くのが心配の種はつきません。どっちをとっても楽な選択ではないのです。このような踏み絵を迫るよう
な制度こそ廃止にすべきです。